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外科・肛門科


外科
肛門科

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ドクター

当科は、
「八尋 克三」理事長・「山成 英夫」院長・「安作 康嗣」副院長・「八尋 陽平」医師・「木梨 孝則」医師が担当しています。

上部消化管領域(食道・胃・十二指腸・小腸)、下部消化管領域(結腸・直腸・肛門)、および肝・胆膵領域(肝臓・胆嚢・膵臓)の疾患に対する手術を中心に、ヘルニア・救急疾患などの手術も行っています。

当院は、胆石症、胆嚢ポリープなどに対する「腹腔鏡下胆嚢摘出術」は、これまでに900件以上の手術実績があります。

平成24年より「腹腔鏡下ヘルニア根治術」を始めました。
>>詳細はこちら
(外科の手術日は月曜日~金曜日の午後に行っています)

外科手術以外では、胃や大腸のポリープ、消化管出血・総胆管結石・黄疸などに対して内視鏡治療や早期胃癌の内視鏡的手術(ESD)による治療も数多く行っています。

○日本外科学会外科専門医制度関連施設指定
○宮崎大学医学部附属病院関連研修指定病院

手術件数などはこちら ガーゼと絆創膏
鼠径ヘルニアとは?

「鼠径ヘルニア」の症状は、ももの付け根に生じる柔らかい腫れ・しこりです。
最初は立った時とかお腹に力を入れた時のみに起こりますが、進行すると常時出てきてしまうようになります。

足のつけ根の部分の筋肉の壁が弱くなって穴が開いたような状態になり、その部分を通っておなかの中の腸や脂肪が腹膜という膜につつまれて袋状に飛び出す病気のことです。サイズもだんだんと大きくなる傾向があります。最初は無痛ですが、徐々に痛むようになります。

この腫れは、普通は指で 押さえると引っ込みますが、堅くなり押さえても入らなくなる時があります。これを「ヘルニアの嵌頓(カントン)」と言い、腸閉塞、腹膜炎を引き起こす可能性があり、危険です。この際には緊急手術を必要とします。

ヘルニア状態と嵌頓状態

治療法

「鼠径ヘルニア」は自然には治りません。治療には根治手術が必要です。カントンを起こす前に手術を受ける事が勧められています。いつカントンが起こるか予想は難しいので、診断が確定した時点でなるべく早く治療を受けた方が賢明です。

手術の種類

当院では症状や状態に応じて2種類の手術方法を勧めています。

① 前方アプローチ法

鼠径部の皮膚を4~5cm切開して行います。ヘルニア嚢(腸と一緒に出てくる腹膜)をお腹の中に戻した上で、人工のメッシュを体内に入れて穴をふさぎます。
手術自体は通常約1時間で終了します。
メッシュの種類によってメッシュプラグ法、ダイレクトクーゲル法など
ヘルニアの状態をみて適宜選択致します。

メッシュプラグ法
メッシュプラグ法
ダイレクトクーゲルパッチ法
ダイレクトクーゲルパッチ法

②腹腔鏡下手術法

当院では近年この手法が増加しています。手術後の痛みが少なく、患者さんにやさしい手術となっています。早期に社会復帰を希望される方に向いています。臍付近に直径10mm(器具を出し入れする筒)、両側腹部に直径5mmのトロッカーを3本挿入して行います。腹腔内から脱出しているヘルニア嚢を切開し、人工メッシュを内側からあてて補強します。手術は通常1時間程度で終了します。両側にヘルニアがある方でも、同じ傷から治療が可能です。

腹腔鏡下手術法
合併症について

【皮下出血、血腫】
約10%の方に見られますが、ほとんどは自然消退します。

【再発】
再発率は1~2%以下です。

【感染】
1%以下に創部感染が起こります。

【漿液腫】
大きな鼠径ヘルニアの方は、鼠径部の下に液のたまりが生じることがあります。吸収されるまで数ヶ月以上かかることがあり、外来で水を抜くことがあります。

【神経損傷】
鼠径部周囲に数%の方がしびれを生じますが、ほとんどは半年ほどで回復します。

【慢性疼痛】
鼠径部や睾丸に慢性的な疼痛を生じることがあります。

治療期間

外来にて診断し、手術日が決定します。手術日を含め3泊4日で退院できます。 また外来では必要に応じてエコー検査やCT検査を実施いたします。

腹腔鏡下胆嚢摘出術とは?

腹部に空けた小さな穴から腹腔鏡というカメラを差し込み、他の箇所から細長い手術道具を挿入します。カメラの映像はテレビモニターに映し出されその映像を見ながら手術を行います。小さな傷で体の負担を少なくし胆嚢を摘出します。

内視鏡粘膜剥離術と言って、今まで困難だった「早期胃癌サイズの大きな病変」に対して、病変の周りから削ぐように一括切除できる新しい内視鏡治療です。 (詳しくは医師にお尋ねください)

看護師

早期発見・治療につながる内視鏡検査を定期的に受けられることをお勧めします。

肛門科


肛門疾患全般の診療を行っています。 但し、痔ろう手術・直腸脱手術などの一部の疾患の手術には対応しておりませんので、他の専門医療機関を紹介させていただくことがございます。

▶理事長 八尋 克三
 【胃・腸・膵臓・胆石症】

昭和46年 鹿児島大学医学部卒
日本外科学会指導医
日本消化器病学会専門医
日本消化器外科学会会員
日本肝胆膵外科学会会員
日本臨床外科学会会員
院長

▶山成 英夫【消化器外科】
昭和58年 宮崎医科大学卒
日本外科学会指導医
日本消化器外科指導医
日本臨床外科学会会員
日本癌学会会員
日本消化器外科学会会員

▶安作 康嗣【消化器外科】
平成4年 宮崎医科大学卒
日本外科学会 外科専門医
日本癌治療学会会員
日本消化器外科学会会員
日本消化器内視鏡学会会員
日本内視鏡外科学会会員
日本臨床外科学会会員

▶八尋 陽平【消化器外科】
平成19年 藤田保健衛生大学医学部卒
日本外科学会会員
日本消化器外科学会会員
日本臨床外科学会会員

▶木梨 孝則【消化器外科】
平成17年 宮崎医科大学卒
日本外科学会 外科専門医
日本ヘルニア学会 会員

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