- 看護部 -
看護部理念
思いやり察する心
①使命・存在意義(ミッション)
地域の医療・看護・療養環境を支えるために存在する。
②目指す姿・目標(ビジョン)
頼りにされ選ばれる。
③信念・価値観(バリュー)
向き合い、寄り添い、共に進む。
④行動指針・行動規範(ウェイ)
目くばり・気くばり・心くばり
目くばり:相手に対する関心。注意力。
気くばり:相手を大切にする気持ち。もてなす気持ち。
心くばり:相手に対する愛情や尊敬。もっとも必要な能力は一生懸命さ。
看護部理念を見直すにあたり、今までもこれからも大切にしていきたいことは何かと考えました。医療従事者である以前に、私たちは一人の人間であると言うことを忘れてはいけないと思います。人として、相手を思いやる気持ちを持ち続ける事は、良好な人間関係を築くことに繋がり、患者さんを目の前にしても、必要な言葉・行動を考える事ができるのではないでしょうか。
当院理事長が、「医療に従事する者は、人の心を敏感に察することができる集団でなければならない」と言われたことがありました。その対象は、患者さんだけではありません。一緒に働く全職員に対しての言葉でもあると思います。よく、多職種連携・協働などと言われます。自分以外の他職種の心を察すること・思いやる事は、当院に来られる患者さんが、医療・看護・療養生活を、気持ちよく受ける事に繋がるのだと思います。
患者さんにとって、よりよいサービスを提供するためには、医療従事者自身の「心」と「体」が健康でなければならないと思います。仕事だけではなくプライベートも充実させ、普段から様々な経験をして欲しいと思っています。いい経験ばかりではないかもしれませんが、自分で見て・聞いて・感じたことを基に行動する事は、自分自身にとってかけがえのない財産になるのだと思います。その財産を糧に、人間力を高め成長して欲しいと願っています。
当院看護部には、看護師・准看護師・管理栄養士・理学療法士・言語聴覚士・社会福祉士・ナースエイドと、様々な職種が所属しております。お互いが「思いやりの心」を大切に、互いの専門性を活かせる集団になりたいと思います。
南部病院は平成と共に成長した病院です。私たち看護部は、令和という時代と共に、心新たに成長して行きます。
令和元年5月1日
南部病院看護部 統括師長 山下千夏
看護体制
病床数 | 73床 |
看護単位 | 3単位 1病棟:39床 2病棟:34床 |
看護要員数 | 看護師:73名 看護補助者:7名 |
看護職員配置 | 7:1看護 |
看護体制 | 2交代 |
看護提供方式 | チームナーシング |
夜間当直体制 | 24時間救急体制 |
教育体制
開院より看護の質を高め地域の皆様に満足いただけるように努力してまいりました。今年度からは特に新人教育に力を入れ看護師教育を新しく開始いたしました。
▶ 新人教育カリキュラム
時間 | 1日目 | 講師 |
9:00~ | 病院沿革、病院理念 | 八尋理事長 |
9:50~ 10:20 |
看護部について | 山下統括師長 |
10:30~ 11:00 |
就業規則 | 松浦事務局長 |
11:10~ 11:40 |
各部署紹介、病院見学 | 教育担当者 |
13:00~ 14:00 |
医療安全に関して | 近藤医療安全管理者 |
14:10~ 15:10 |
感染管理に関して | 甲斐感染対策委員 |
2日目 | ||
8:30~ 10:30 |
接遇等に関して | 宮本病院改善委員 |
10:40~ 11:40 |
個人情報に関して | 石川個人情報保護委員 |
13:10~ 14:10 |
フィジカル アセスメント |
荒木副院長 |
14:20~ | 病院環境の見学 | 教育担当者 |
3日目 | ||
8:30~ 9:30 |
褥瘡に関して | 佐藤褥瘡管理者 |
9:40~ 17:20 |
NST・口腔ケアに関して | NST委員・口腔ケア委員 |
4日目 | ||
8:30~ 12:00 |
電子カルテ運用に関して(操作練習) | 山下システム委員 |
13:00~ 16:00 |
看護記録に関して | 看護記録委員 |
5日目 | ||
8:30~ | 口腔ケア回診に挙がっている患者の情報収集 | 教育担当者 |
10:00~ | 口腔ケア回診見学 | 教育担当者 |
13:00~ | 採血演習 | 教育担当者 |
6日目 | ||
8:30~ 10:00 |
薬剤に関して | 三宅薬局長 |
10:40~ 11:40 |
排泄ケアに関して(オムツ交換、陰部洗浄) | 教育担当者 |
13:00~ 14:00 |
体位変換(デモスト) | 教育担当者 |
14:10~ 15:10 |
医療機器に関して | 加治屋主任 |
16:00~ | 血液製剤について | 日本赤十字社 |
7日目 | ||
8:30~ 12:00 |
点滴・ミキシング・BS測定・注射 | 教育担当者 |
14:10~ | オムツ交換・体位変換 | 教育担当者 |
8日目 | ||
8:30~ | BT留置・導尿(デモ機使用) | 教育担当者 |
10:40~ | 心電図 12誘導について | 教育担当者 |
13:00~ 14:00 |
防災について | 岸田看護師 |
10月~症例研究発表を行います。一人ずつ昼食を取りながら発表する予定です。
▶ 新人教育カリキュラム
当院では学会参加も病院として積極的に参加を行っております。
● 第20回 日本緩和医療学会学術大会
(横浜:パシフィコ横浜)
2015年9月18日~20日
● 第21回 日本摂食嚥下リハビリテーション学会学術大会
(京都:国立京都国際会館 グランドプリンスホテル京都)
2015年9月8日~9日
● 日本看護学会 看護管理学術集会
(福岡:福岡国際会議場、福岡サンパレス)
2016年9月23日~24日
● 第22回 日本摂食嚥下リハビリテーション学会学術大会
(新潟:朱鷺メッセ、新潟コンベンションセンター)
● 第58回 全日本病院学会
(熊本:熊本市民会館)
2016年10月8日~9日
● 第50回日本看護学会-看護管理-学術集会
愛知:名古屋国際会議場
2019年10月23日(水)~24日(木)
1名参加
● 第51回日本看護学会学術集会
2020年11月1日(日)~30日(月)WEB開催
看護管理分野 一般演題紙面発表
● 日本看護技術学会 第21回学術集会
熊本:市民会館シアーズホーム夢ホール・熊本市国際交流会館
2023年10月14日(土)~15日(日)
1名参加
● 第54回日本看護学会学術集会
神奈川:パシフィコ横浜ノース
2023年11月8日(水)~9日(木)
一般演題口演座長
4名参加
当院の特性
▶ がん患者支援チーム
今年から緩和ケア認定看護師を中心にがん相談支援チームを立ち上げ、がん患者さんへ早期から介入させていただき、心身のケアを行う体制をとり始めました。苦痛の軽減、より良い生活の質の維持を支援していきます。
▶ 口腔ケア
口腔内の清潔を保ち、誤嚥性肺炎の予防を行い口からの食事で栄養状態が改善し早期に退院できるようにサポートするための体制です。摂食機能療法(嚥下訓練・咀嚼訓練)を毎日30分以上行っています。宮崎歯科福祉センターより歯科医、歯科衛生士により1回/週、往診をしていただいて、診療やご指導を頂いています。歯科との連携で口腔内の清潔を保ち、嚥下機能の改善のため継続したケアを行っています。
また、周術期口腔機能管理も消化器の手術には欠かせないものです。術後の肺炎予防のために手術前から口腔ケアを推奨しています。
▶ 栄養サポートチーム
NST認定教育研修に新たに管理栄養士、看護師2名が研修を終了しチーム再編成を行いました。NST回診や栄養アセスメントを行い患者様への支援を行っています。
▶ 在宅支援連携体制
強化型在宅支援病院としての役割を担い、在宅支援診療所と連携して緊急往診・看取りの対応を行っています。また、いつでも救急受け入れができるように外来・夜間当直・病棟との協力体制を整えています。
地域連携室に2名の医療ソーシャルワーカーが常駐し病棟では退院支援ナースが協働し在宅生活を見据えて退院支援を行っています。