新年度のご挨拶
院長 山成 英夫
令和3年も慌ただしく時間が過ぎ、気がつくと新年度を迎えることとなりました。今年は桜の開花も例年より早く、4月はじめには散り始めて桜並木は葉桜の道となっています。これから若葉も生い茂り生命の息吹を感じるとても気持ちの良い季節となっていきます。私ども誠友会南部病院は、地域医療に一層貢献できるよう、気持ちも新たにモチベーションを高めていきたいと考えております。
季節はいつもと変わらず移り変わっていきますが、昨年から続くコロナ禍は変わることなく世界に暗い影を落とし続けています。繰り返し襲い来る感染の波に対して、これまではマスク着用、手指消毒、行動制限などの防御策を講じるほかなく、また感染外来においても十分な検査体制がとれているとは言いがたい状況でした。しかし1年以上が経過して新型コロナウイルス感染症の特徴も少しずつ解明が進み、ワクチン接種も始まっています。当院でも4月下旬頃からワクチン接種が開始できる予定です。検査体制としましては、4月よりPCR検査と同等の精度のNEAR法を原理とした検査機器を導入し、短時間で感染の有無を診断し迅速な対応が可能となります。
新型コロナウイルスとの戦いはまだまだ続きそうですが、明るい希望の光も見えてきています。来年の春は晴れ晴れとした気持ちで満開の桜が見られることを心から祈念しています。
▶ 院長 山成 英夫【消化器外科】
昭和58年 宮崎医科大学卒
日本外科学会指導医
日本消化器外科指導医
日本臨床外科学会会員
日本癌学会会員
日本消化器外科学会会員