5本指靴下の効用
理事長 八尋 克三
いずれにしても巻き爪原因説には説得力があったので、数日後に5本指靴下を購入し、こんにちまで愛用している。爪もまき爪状態から脱皮しつつあり、炎症もほぼ治まっている。ただ5本指靴下を履くだけでは面白くないので、立山医師の鼻を明かす意味合いもあり、足の指の運動に取り組むことにした。まず、手でやるグー、チョキ、パーを足指でやることにした。これには風呂に入っているときが最適であり、入浴中の日課にしている。また、歩く時も足の指をしっかり着いて歩くように心がけた。別の効用として、ゴルフのアドレスでは足の指でしっかり大地をつかむようするのが基本中の基本であるとゴルフ入門書物に書いてある。このこともヘボゴルファーである小生にとってはこの歩き方を続ける動機のひとつになっている。
さらに小生の考えは飛躍して、ピアノなど指先を動かすのはボケ防止に良いという話は定説となっている。ならば足の指もボケに効くに違いないと思い至った。この思い付きから認知症予備軍としては、藁をもつかむ心境で毎日風呂の中で足指ジャンケンを続けている。やった人にはわかると思うが、グーとチョキはよくできるがパーが難しい。小指がなかなか広がらないのである。広がっても意思に反してすぐに閉じてしまう。いま、この難題に挑戦中である。うまく行きだしたら、老人ホームで足指ジャンケンや大会をやったら面白かろうなどと一人で思っている。
皆さん、足の指で大地をしっかりつかんで踏みしめて歩く。それに足指ジャンケン!これっておすすめです。5本指靴下もさっそく始めてみませんか。
▶ 理事長 八尋 克三 【胃・腸・膵臓・胆石症】
昭和46年 鹿児島大学医学部卒
日本外科学会指導医
日本消化器病学会専門医
日本消化器外科学会会員
日本肝胆膵外科学会会員
日本臨床外科学会会員